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2011.09.28

JR北海道全線走破達成と富良野・美瑛ノロッコ号の旅

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黄色いコスモスに囲まれる札沼線のキハ40。新十津川にて

 こんばんわ。
 26日に東京へ戻って来ました。
 旅行中は初日のハードな行程が堪えて、更新が殆ど手につきませんでした。
 もう少しのんびりできるかと思っていたんですけど…。

 では前回の続きから。
 朝の8時半すぎにやっとのおもいで札幌に到着すると、大きい荷物をコインロッカーに預け、近くの喫茶店で腹ごしらえといたします。
 北海道ではレンタカーでの撮影が殆どですが、たまにはのんびりと列車に揺られながらの旅もしてみたくなります。
 窓口で道央の普通列車が乗り放題となる一日散歩切符を買い、近くの金券ショップで札幌〜旭川のSきっぷを用意して、札沼線の列車に乗り込みます。

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石狩当別で折り返し中のキハ143。客車から改造された異色のディーゼルカー

 札沼線は来年の春には石狩当別まで電化され、途中の一部区間は複線化されるなど、ここ10年くらいで飛躍的な発展を遂げました。
 15年くらい前に初めて訪れて依頼ご無沙汰でしたが、どれくらい変わっているのか楽しみです。
 
 乗り込んだのは50系客車から改造のキハ143系。中間に付随車両を組み込んだ3輌編成です。
 電化されると廃車となる見込みが高いと言われている車両で、キハとキサハを乗り比べしながら石狩当別まで乗り通しました。
 車窓は昔に比べて、ビルやマンションが増えた感じが致します。
 新しい住宅も目につきますし、沿線はかつての東急田園都市線のような新興住宅地の雰囲気がいたします。
 さすがに両端2枚ドアの車両では 捌ききれるのか心配になりますね。


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こじんまりとした佇まいの新十津川駅。無人駅ながら手入れは行き届いている

 石狩当別からは新十津川行きの普通列車に乗り換えます。
 休日とあってか、私と同じく乗り潰しの方も数名乗っていました。
 札沼線の末端区間は、3往復しか運転されない超がつく過疎の路線です。
 札幌から来ると、同じ路線なのかと首を傾げたくなるようなフェードアウトです。
 もちろん本数が少ないのは、それを裏付けるだけの沿線の人口が少ないからで、田んぼや畑が広がり、所々山間部も走ります。
 
 
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滝川で発車を待つ、落合ゆきの普通列車

 石狩沼田から揺られること約40分、於札内まで来ました。
 ここから先は北海道では唯一未乗となっていた区間で、12年越しの悲願達成となります。
 なんで中途半端になってしまったかと言うと、完乗よりも駅間撮影に拘って途中下車したからです。
 札幌圏内でいつでも乗れるという気があったので、ずるずると乗れないままとなっていました。
 1日3往復しか無ければ、おいそれと気軽には乗れませんし、いつ部分廃止になってもおかしくはありません。
 普段は車で回ることが多い北海道旅行も、今回は乗り潰しの日程をあらかじめ決めたことから訪問が可能になりました。
 ただし、22日発の「北斗星」に乗れていたらダイヤの都合上実現はしてなかったので、ちょっと運命的なものがあります。

 
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富良野でキハ40国鉄色に遭遇。人気のナンバー777だった

 於札内からの未乗区間は、その前から続く景色と変わらず、収穫を迎えた田園地帯を眺めながら3駅乗車して終点の新十津川に到着しました。
 これでJR北海道を完乗したことになります。
 特段感慨深いものとか、感動もありませんでしたが、喉の奥につっかえていたものが取れたようなすっきりとした気分でした。
 
 新十津川駅は、街の玄関口に当たる所になります。
 しかし、利用しづらいダイヤでは利用客は酔狂な人が大半で、無人の駅前はひっそりとしています。
 ただ、待合室や周辺の花壇の整備は行き届いていて、玄関口として大切にしている地元の思いは伝わってきます。


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富良野駅へ到着する「富良野・美瑛ノロッコ5号」

 新十津川からはバスに乗り換えて、石狩川を渡った対岸の滝川へ移動します。
 単純往復ではつまらないので、その先の行程も練っておくとメリハリのある旅となるでしょう。

 滝川からは根室本線の普通列車で富良野まで行きます。
 富良野では遅い昼食を摂ります。
 新しい名物となったオムカレーにしようと駅間前付近を散策するも、それらしきお店やノボリなどはありません。
 その代わり「富川製麺所」なる新しい店構えのラーメン店を発見し、中に入って見ました。
 店名の通り自前の麺を製造していて、その数は6種類もあります。
 注文の際、好みの麺を選べるのです。
 スープの種類も醤油や塩、味噌の他に豚骨系のスープや野菜をどろどろに煮込んだスープまで用意してありました。
 私はどろどろのスープを注文したのですが、野菜のエキスがふんだんに入り今までにない味です。強いて言えば「天下一品」のこってりスープに近い味がします。
 なかなか美味しかったので、普段はしない替え玉も頼んでしまいました。


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美馬牛に停車中の「富良野・美瑛ノロッコ6号」。地味な客車と派手な機関車の組み合わせが妙

 腹が膨れた所で駅に戻り、16時23分発の「富良野・美瑛ノロッコ6号」に乗り込みます。
 ノロッコ号は全車オープンタイプのトロッコ列車で、指定席を含む3輌編成で運転されています。
 列車名の通り、富良野~美瑛を百福することがメインの列車で、始発と最終の1・6号については、入出庫を兼ねた旭川発着となります。
 どうせ乗るなら、長く乗り通せる6号車にして見ました。
 列車は1号車が指定席で、あとは自由席になっています。
 指定席は札幌を発つときに買っておいたのですが、当日の購入だったがために、通路側しか取れませんでした。
 対して自由席は、1人で1ボックス専有できるほどの余裕があります。
 こうなれば態々指定席にこだわる必要もなく、さっさと自由席のボックスを確保しました。


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美馬牛では下り普通列車と交換

 富良野を発車した「富良野・美瑛ノロッコ6号」は、次の停車駅中富良野までは列車名の通りゆっくりと走ります。
 これくらいのスピードならアルミサッシの窓を開けても寒くはありません。
 心地よい風に吹かれながら飲む地ビールの味は最高でした。
 中富良野を出ると60lm/h以上のスピードで快調に走ります。
 2号車はワキ10000から改造したナハ29000ですが、元貨車らしくゴツゴツした乗り心地でした。
 前後の客車は50系客車を改造したものなので、コイルばね台車ながらも2号車から移ると乗り心地が柔らかい感じがします。


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白熱灯の灯りが灯るノロッコ号の車内

 美瑛を発車して旭川盆地へ降りてくると、80km/h近いスピードで飛ばします。
 外も暗くなり裸電球の室内灯が落ち着いたムードを演出します。
 ただ、少し肌寒くなって来ました。
 2号車には暖房がなく、1・3号車には1台のだるまストーブがあるだけです。
 これからの季節は暖かい格好で乗車するのが良さそうです。

 列車は定刻に旭川に到着しました。
 旭川駅は高架式に新しく生まれ変わり、印象ががらりと変わりました。
 下のコンコースに降りると、木材をふんだんに使った壁が温かみと高級感を演出し、ホテルのロビーのような印象でした。

 旭川からは「スーパーカムイ」で札幌へ戻ります。
 この日の晩は札幌で一泊し、翌日からはドライブを兼ねた撮影が始まります。

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