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2012.11.05

房総半島縦断の旅 〜いすみ鉄道編〜

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夷隅川を渡るキハ52急行列車。左後には大多喜城が見えるが、アングルとして入れるには条件が厳しい

 こんばんわ。
 この週末は肌寒いですが、関東は好天に恵まれました。
 撮影に出掛けたくなるところですが、平日の疲れが溜まっていたので、無理せずのんびりと過ごしておりました。
 ちょっと勿体無いですね。

 さて、今回は先週になりますが、いすみ鉄道〜小湊鉄道を乗り継いで房総半島を列車で横断してきました。
 久しぶりに列車でのんびりと旅してみたくなったのです。
 車だと忙しなく撮影地を動きまわるので、ゆったりとしたペースで気分転換を図ることにしました。

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大原駅で発車を待つ、いすみ300形

 東京から普通電車を乗り継いで外房の大原に到着すると、真新しい黄色いディーゼルカーが停車していました。
 今年から運行を開始した新型のいすみ300形です。
 レールバス然とした従来型に比べ、車体が大型となりスピードが出そうな雰囲気があります。
 車内に入れば、木目調の内装にブルーのモケットの座席が並び、落ち着いた雰囲気が漂います。


300_02
いすみ鉄道のイメージキャラクターとしているムーミンのギャラリーが車内の一角に設けられている

 発車すると直ぐに大きく左へ舵を切って、外房線と別れを告げます。
 列車はアップダウンを繰り返しながら房総半島の奥地へと向かいます。
 大多喜までは急峻な地形ではなく、なだらかな丘と小川を幾つも越えるのどかな風景が続きます。


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ハロウィンイベントとして仮装した運転士に注目。やや中途半端な感じがシュールに見える

 やがて列車は4年前にできた城見ヶ丘に到着し、ここで途中下車をします。
 約10分後にはキハ52の急行列車がやってくるので、すぐ近くの国道の陸橋にスタンバイします。
 城見ヶ丘と名付けるだけのことはあって、大多喜駅方の真上には大多喜城が見えます。
 列車との組み合わせを狙おうとしましたが、線路際にあるカラオケボックスの派手な外壁が入ってしまい、止む無く真正面からのアングルとしました。
 この日の急行列車はヘッドマークなしで、さながら大糸線や岩泉線の光景を思い出しました。
 線路の両側には桜の木が植えてあり、春になれば人気のあるスポットのようです。


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古い商家が立ち並ぶ大多喜町内の様子

 撮影後は後続の下り列車を待つことなく、徒歩で大多喜駅へ向かいます。
 歩いても15分くらいの距離なので、天気が良ければ苦もありません。
 古い家並みを見ながら駅にたどり着けば、ボンネットバスが駅前に停車していました。
 丁度28日は、大多喜町内にあるハーブガーデンにてブルースフェスティバルが開催され、送迎用にボンネットバスが臨時運行されていたのです。


Bus_01
大多喜駅前に停車中のボンネットバス。昭和39年製造ながら未だ現役

 外観を1枚だけ撮るつもりでしたが、たまたま訪れていたライダーのグループの方々に混じってエンジンルームを開けて見せてもらったり、車内や運転席の様子も撮影させてもらいました。
 元は路線バスとして活躍していましたが、今は個人の方が所有し、時折イベントで貸し出しを行なっているとのことです。
 白ナンバーであるが故、乗客からは運賃を頂かず専ら送迎や体験乗車などに使われています。
 今回もいすみ鉄道が借り上げて、ハーブガーデン利用者向けの送迎として運行されていました。


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ボンネットを開けてシンプルな構造のエンジンルームを拝見

 半世紀近い昔の車なのでエアコンはなく、夏場の乗車は相当に暑いようです。
 屋根の方は流石に痛みが出ていますが、それ以外のコンディションは良好のようです。
 そういえば数年前に岩手で、木材を運ぶボンネット型のトラックを何回か見かけたことを思い出しました。この頃のトラックやバスは頑丈に造られているのでしょうね。
 今回は時間の関係で見送りましたが、一度乗ってみたいものです。


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運転席も当然ながらシンプルな構造

 大多喜駅に目を移すと、駅隣りの検修庫に見慣れた顔の車輌が見えました。キハ28です。
 高山線で最後の活躍を終えた後、保留車となり、廃車となる瀬戸際で白羽の矢が立ちました。
 高岡色だったボディを国鉄色に塗り直し、10月に搬入されました。
 この車輌、昨年1月に乗車した馴染みのある車で、もうキハ58・28には乗ることができないんだなぁ、と感傷に浸った思い出があります。まさか生き残って千葉で再会するとは…。
 種別・方向幕は、まだ高岡配置時代のものが残されており、今後いすみ鉄道用に交換されることとなるでしょう。


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検修庫から顔をのぞかせるキハ28。整備が順調に進めば12月から本線試運転が開始される予定

 ちなみに平日は、12月からの試運転に向けて整備を行うためシャッターは閉じられてしまうとのこと。撮影は土日のほうが良いようです。
 整備が順調に進めば12/8に大多喜駅構内で試運転が行われるようです。

 キハ52の復活が呼び水となり、こうしてキハ28も復活できたのですから、相棒のキハ58も来てくれたらなお嬉しいですね。
 ちなみに久留里線で最後の活躍を行なっているキハ30も購入する計画だとか。
 木更津からなら輸送費もわずかで済みますし、現役状態のまま来れば整備の手間も殆どかからないでしょう。
 今後も目が離せませんね。
 

200_01
上総中野で折り返し中のいすみ200'形。小湊鉄道からの接続はなく、乗客はゼロのまま発車して行った

 懐かしの車輌を見た後は、下り列車に乗って終点の上総中野を目指します。
 小湊鉄道の列車に連絡する列車なので混んでいるかと思いましたが、余裕で座れました。天気があまり芳しくないのもありますが、菜の花の季節しか混まない感じですね。
 大多喜から先は、久留里線の久留里以南と同じく急勾配が連続し、地形も険しくなります。
 雨も降りだしてきました。
 この後小湊鉄道でも途中下車をして撮影を予定しているので気が重いです。
 続きは後日アップいたします。

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コメント

御無沙汰いたしております。
先ず、「好転」ではなく「好天」です。
キハ28が千葉に来ていたとはビックリです!いすみ鉄道はひたちなか海浜鉄道とタイマンを張る気なのでしょうか?相方がキハ52にならざるを得ず、そこは少々残念です。キハ28の相方はキハ58でないと…。
いすみ鉄道も木原線の転換から25年の節目が近づき、主力だった200’型はもうすぐ消えるでしょう。来年にはキハ20系の様な姿をした350型が出てきます。存続が決まった所がスタートだという社長の言葉通りに、少しずつでも攻勢に出られるのでしょうか?
久留里~大多喜というエリアは上総掘りという深井戸で有名な所でもあり、日本酒の蔵も幾つかあります。嘗て私もドライブ等で数回足を運んだ事があります。

投稿: Blairfindy1号2号 | 2012.11.07 17:30

Blairfindy1号2号さん、お久しぶりです。
誤字修正しました。(^-^;
キハ58もぜひ来て欲しいですね。
小さな会社ですから、1両ずつでないと受け入れ態勢が取れないのでしょう。
まずは冷房が使えるキハ28からにしたかったのかもしれません。

投稿: § | 2012.11.08 01:10

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